アスベスト測定分析 アスベスト6種類分析対応

1.アスベストとは

 アスベスト(石綿)とは、天然に産出する繊維状鉱物で、結晶構造や構成元素によりクリソタイル、アモサイト、クロシドライト、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライトの6種類に分類されます。これら6種類の内、特に産業界で使用されてきたのは、、クリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)の3種類であり、これまで多くの建材に幅広く利用されてきたことから、現在においてもアスベストを含む建材を使った建物が多く存在します。また、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライトの3種類についても不純物として建材に混入するケースもあり、厚生労働省労働基準局通達(平成20年2月6日付、基安化発第0206003号)により、6種類のアスベストについて分析調査の徹底が求められています(規制値0.1重量%)。

アスベストの分類 蛇鮫石族:クリソタイル(白石綿) 角閃石族 アモサイト(茶石綿),クロシドライト(青石綿),トレモライト,アクチノライト,アンソフィライト

アスベスト繊維の顕微鏡写真
アスベスト繊維

クリソタイルの顕微鏡写真
クリソタイル
(屈折率1.55)

アモサイトの顕微鏡写真
アモサイト
(屈折率1.68)

クロシドライトの顕微鏡写真
クロシドライト
(屈折率1.70)

 アスベスト含有製品が劣化したり破壊されたりすると、空気中に微細なアスベスト繊維が飛散し、それらを吸引すると中皮腫などの健康障害を引き起こすおそれがあり、現在、アスベストは原則0.1重量%を超えて含有する全ての物の製造・輸入・譲渡・提供・使用等(一部を除く)が禁止されており、これらのアスベストについては労働安全衛生法や大気汚染防止法・廃棄物の処理及び清掃に関する法律等で予防や飛散防止等が図られております。

2.弊社でのアスベスト測定分析

 弊社では、昨今のアスベスト問題発生以前からアスベスト測定分析を実施しており、数多くの測定分析の実績を残しております。また、厚生労働省の通達に基づき、JIS A 1481に則った分析を行っております。
 空気中のアスベストに関しましても、低温灰化装置(プラズマリアクター)を保有し、SEMによる6種類の分析を行うことが出来ますので、お気軽にお問い合わせください。

位相差顕微鏡にてアスベストの繊維を観察している写真
位相差顕微鏡

X線回折装置 アスベストの有無を確認する
X線回析装置

走査電子顕微鏡(SEM)
走査電子顕微鏡(SEM)

3.アスベスト測定分析方法

対象物 試験方法
吹付け材
建材中
アスベスト分析
吹付け石綿・石綿含有吹付けロックウール JIS A 1481-1,2,3 「建材製品中のアスベスト含有率測定方法」(平成26年3月)
・定性分析=偏光顕微鏡法 及び 位相差顕微鏡法+X線回折法
・定量分析=X線回折法
スレート・サイディングボード・石綿セメント板・吸音板・けい酸カルシウム板・P-タイル・押出成形セメント板 等
空気中の各種
アスベスト
測定分析
・室内空気中 ・JIS K 3850-1
・「室内環境等における石綿粉じん濃度測定」(日本石綿協会 昭和63年)
・敷地境界 ・環境省告示第93号(平成元年12 月27日)
・一般環境大気 ・アスベストモニタリングマニュアル4.0(環境省 平成22年6月)
・解体等工事 ・建築物の解体等工事における「石綿粉じんのばく露防止マニュアル」(建設業労働災害防止協会)
・「建築改修工事管理指針」(国土交通省)
・作業環境測定 ・作業環境測定ガイドブックNo.1